- 消化器がんフォローアップ外来とは
- 食道がんの術後フォローアップ
- 肝臓がんの術後フォローアップ
- 胃がんの術後フォローアップ
- 大腸がんの術後フォローアップ
- 膵臓がんの術後フォローアップ
- 胆管がんの術後フォローアップ
消化器がんフォローアップ外来とは
当院では、患者様の消化器がんの手術後の身体的な負担に加え、再発に対する精神的な負担を軽減するためのフォローアップを行っています。高度医療機関と連携して、再発予防と再発した際の早期発見に努めています。
食道がんの術後フォローアップ
食道がんは、手術の際に発見できなかったがん細胞が手術後に他の部位に転移することがあり、特に肺や肝臓、リンパ節、骨への転移が多いです。そのため治療後も定期的に受診していただき、腹部エコー検査や胃カメラ検査、CT検査、腫瘍マーカー検査などの検査を使って転移がないかを確認することが重要です。特に治療から1年以内の再発率は高いです。がん細胞が気管や肺へ転移すると胸の痛みや咳が続くなどの症状が現れやすく、肝臓へ転移すると腹部が張る症状が現れます。食道に転移すると、声がかすれる症状が現れやすく、骨に転移すると転移箇所周辺に痛みが現れます。
肝臓がんの術後フォローアップ
肝臓がんは、がんを取り除いたとしても、肝炎ウイルスを保有している場合は、がんを再発する可能性があります。また、肝炎ウイルスを保有していない場合にも、肥満やアルコールの摂取の影響で、肝臓はがん化しやすいので注意が必要です。再発防止のためには慢性肝炎を治療することが重要で、肝炎ウイルスを保有する場合は、それらを取り除くことが重要です。肝臓がんは治療後一定の年数がたっても再発しやすいがんであるため注意が必要です。また肝臓機能の状態が悪いと、残肝容量とのかねあいで手術ができなくなる場合があります。生存期間を延ばすためにも、肝臓機能を維持しておくことが重要となります。
胃がんの術後フォローアップ
胃がんは、手術の際、胃を切除することになるため、手術後は胃切除後障害(腸閉塞・ダンピング症候群・逆流性食道炎・小胃症状・貧血など)が起こります。これらの症状の改善には、食事を含めた生活指導と、細かな処方が必要になります。また、胃がんは再発しやすいため、手術後も定期的に腫瘍マーカー検査やCT検査、胃カメラ検査を行い胃の状態を確認することが重要です。
大腸がんの術後フォローアップ
大腸がんは、手術後の再発率が高いがんです。そのため再発防止のために、手術後は定期的に大腸カメラ検査を受けることが必要となります。また、大腸がんは早期に発見されれば治癒することが多いため、早期の再発発見が重要です。
膵臓がんの術後フォローアップ
術後フォローの難しい膵癌のフォローアップも当院では可能です。
胆管がんの術後フォローアップ
術後フォローの難しい胆管癌のフォローアップも当院では可能です。