かかりつけ医とは
「かかりつけ医」とは、患者様自身やご家族の健康を管理してくれる身近な医師のことで、日常的な診療や健康の相談に加え、専門的な治療が必要な場合には、患者様の情報を添えて適切な医療機関に紹介してくれる医師です。かかりつけ医は患者様の日ごろの体調、病歴や服薬歴、お仕事や食事内容、家族構成や家族の病歴まで幅広い情報を管理するため、病気に対し、より適切な診断や治療を行うことが可能になります。
このような症状がありましたらご相談ください
- 高熱が出た、発熱が続く
- 咳が出る、鼻水が出る、喉の痛みがある
- 胸焼けがする、食欲がない
- 階段を上ると息切れがする
- 背中や胸が突然の痛む
- ときどき胸が痛む
- 血圧が高い
- 動悸がある、胸が苦しい
- 頭が痛む、頭がぼんやりする
- 足がむくむ
- 発疹がある
- 喉がよく乾き、水を頻繁に飲むようになった
- 尿が出にくい、近い、量が多い、血が混じる
- 下痢、便秘、便の色が普段と異なる
- 疲れやすい、身体がだるい
- 体重が増えてきた、減ってきた
など
内科で対応する主な疾患
生活習慣病について
生活習慣病とは健康とは言えない生活習慣が長年にわたって続くことで引き起こされる病気の総称で、主に糖尿病、高血圧、脂質異常症などがあります。健康とは言えない生活習慣とは喫煙や飲酒、食生活の乱れ、運動不足、疲労、孤独などがあげられます。生活習慣病の特徴は病状が進行するまで自覚症状が現れにくいことで、そのため自覚症状が現れた時には既に狭心症や心筋梗塞などの重篤な疾患を引き起こしてしまっているということは少なくありません。自覚症状がない場合でも下記のような生活習慣がある場合はご相談ください。
- 20代の頃よりも体重が大幅に増えた
- タバコを吸う
- お酒を日常的によく飲む
- 清涼飲料水を日常的によく飲む
- 運動をほとんどしない
- あまり歩かない
- ストレスが溜まっていると感じている
- 睡眠時間が不足している
- 脂っこい料理をよく食べる
- 味の濃い食べ物が好き
- 満腹になるまで食べてしまう
- 健康診断で異常が指摘された
など
主な生活習慣病
高血圧
高血圧とは、血圧が高い状態のことであり、血圧の正常範囲(最高血圧が140mmHg未満かつ最低血圧が90mmHg未満)を超えた状態をいいます。
血圧が高い状態が続くと、血管に過度の負担がかかって血管の壁が硬くなり、やがて脳卒中や心疾患などの様々な病気が引き起こされます。
しかし高血圧は、ほとんどの場合に自覚症状がないため、治療されずに放置されてしまうことが多いです。高血圧は薬の服用で治療ができ、脳卒中や心筋梗塞のリスクを下げることが確認されているので、治療の重要度は高い病気であると言えます。
健康診断などで高血圧が疑われたときには、お早めに医療機関を受診するようにしてください。
糖尿病
糖尿病とは、常に血糖値が正常値の範囲よりも高い状態が続く病気です。血糖値が高い状態は血管を傷つけるため、やがて脳卒中や心疾患などの様々な病気が引き起こされます。
健康な人では、たとえ食べ過ぎてしまったときがあっても、血糖値が増えすぎないように体が調整してくれていますが、糖尿病の人の体では、余分な糖分を調整できなくなり、この状態を放置し続けると、細い血管から順に詰まっていってしまいます。その結果、失明や足指の壊死、腎不全を引き起こすこともあります。
脂質異常症
脂質異常症とは血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が正常値の範囲から外れている状態を言います。以前は高脂血症と呼ばれていました。血液中の脂質が正常値の範囲よりも多い、または少ないと動脈硬化が起こり、脳卒中や心疾患などの重篤な疾患が引き起こされる可能性があります。血液中の脂質量は一般的な血液検査で簡単に測定できます。
何科に行けばいいか相談したい…
何科を受診するかを決める際、症状がはっきりとしていたり、原因が思い当たる場合は始から専門の診療科を受診しても問題ありません。しかし症状や原因がわからない場合には総合病院のような複数の診療科があるクリニックの「内科」を受診することをお勧めします。まずは内科にて症状の相談をし、基本的な検査を受けます。内科検査にて原因が見つかれば内科にて治療を行っていきます。もし原因が見つからなかったり、より専門的な検査や治療が必要だと判断される場合には専門の医療機関を紹介します。